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CHa-Ki 的思考回路
2019年2月5日:正義が勝つわけではない
「この1ヶ月でダメダメなCMは?」
と聞かれたら、
畑の土の中に隠れてる税理士の頭をかち割って、腰を抜かす善良な農夫の横で「ラララXXXマーク・・・」と叫び続ける男
をはじめ、大漁入れ食い状態で選べない・・・

しかし、
「この数年で最大の衝撃を受けたCMは?」
と聞かれたら、迷わず、

JRの「そうだ、京都へ行こう」(2019年1月頃からOAしているJRのCM)
 
この件に関しては、あまりにあんまりな内容なので、長年、書くのをためらっていて、でも、このJRで書く決意をしました。

オブラートに包んで、肝は見せずにさわりだけ書こうと思います。
 
「必ず最後に愛は勝つ〜〜」
って歌があって、そうだなぁと思います。

テレビでも映画でも基本原則は「最後に正義が勝つ」はずです。
そうあって欲しい!
そう願いたい!

しかし、

世の中、そんなに甘くはない!
 
最近になって、それが良く分かってきました。

「大多数の人が良いと言っていれば良い」とは限らない。
「安物より高いほうが良い商品」じゃないことも少なくない。
「正しければ周りがみんな賛同してくれる」わけではない。

周りからは「あまのじゃく」と言われますが、私はテレビやネットはおろか、最近は辞書さえ100%信じていません。

業界で言うと「NHKのアクセント辞典」も同じです。
何たって、紙と神が同じアクセントですし、気温はx度y分なのに、体温はx点y度ですから。

どうして「NHKだから」と頭っから信じているんですか?
と聞きたいのですが、一般大衆が付和雷同的に戦争に向かっていく時代ってこんなんかもしれません。
 
JRに戻ります。
このCMの映像だの構図だの音楽だのつなぎだの・・・はどうでも良いこと。
何が衝撃だったかと言うと、画面の左下にとても小さく、短時間

「映像はCM上の演出を施しています」

というテロップ(字幕スーパー:最下段参照)が流れます。
  ※日本語の国語的間違いはここでは棚上げします。

テロップには
1.商品名やアピールポイントなど、どうしても読んで欲しい文言
2.飾り、または法的に書かざるを得ないなど、読まないで良い、読めない文言
という2種類があります。

2の場合、目立たないように端っこに小さく短時間入れるのが常套手段。
もし、どっかから文句言われたら「いや、入れてますよ!」と言い訳するための文言。
CMで最後に流れる医薬品の注意書きと言えば分かりやすいかな。
ある意味「やむを得ず、仕方なく、自己防衛のため」に入れるものです。

JRでは、映像を見た視聴者から
「CMでやっていたような風景が見られなかったので電車賃返せ!」
と言われたときの防衛手段と考えているのでしょうか?

実は、この話の大きな問題はJR側ではなく、
視聴者/乗客側、もっと大上段に構えれば「社会」にあるということ。
 
海外ならいざ知らず、日本もだんだん「言ったもん勝ち」の世になってきました。
間違った正義(本人は正しいと確信)をかざしてくることが多くなりました。

「お客様は神様です。」
に対して
「バカ言ってんじゃないよ!」
と思っていますか?

まさか、真に受けて「俺はお客様だぞ」モードにハマってる?

駅やお店、あらゆるところで大声でわめき散らすジジイがなんと多いことか。

たとえ間違っていても、大きな声なら勝てることが多くなってきました。
最近の話題にのぼる話ですが、
セクハラを振りかざす人
あおり運転を誘発する運転をしている自分に気付かない人
マスコミはわかっていても袋叩き回避のため、大きな声になびきます。

正しいものが勝つのではない、
最後に勝つのが正義でもない、
ここをしっかりオサエておかないと痛い目に合うんだなぁ・・・
 
テロップ:
字幕スーパーインポーズの業界用語で元はテレビジョンオペークプロジェクターという商品名。もちろん、私も駆け出しの頃にお世話になりました。
本来、スーパーや字幕を使うべきですが、大型食料品店と間違ったり、字幕という言葉が一般的でないため、本サイトではテロップを使っています。
ある意味、スーパーも業界用語ですが、NHKが推奨するクレッシェンドする流行りの語尾アクセントではなく、「ス」にアクセントで読みます。すなわち、大型食料品店(スーパー)と同じ発音アクセントです。

念のため、間違いがおこらないように書きますが、
スーパーマンやスーパーマーケットのマンやマーケットを言う前のものがNHK方式です。
言い換えると、ひらがなでフリガナを振ったとき「すうぱあ」とすれば、「う」と「あ」にアクセントがあるのがNHK方式です。
 
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