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CHa-Ki 的思考回路
2011_0830:車の運転とカメラマンの資質(運転でわかる社会人力)
この話はかなりヤバイかもしれない・・・私は書きたくなかったけど、書いて欲しいという要望が多く、やむを得ず書くことにします。

そもそも、私が
「一緒に食事をして、車を30分運転させれば、カメラマンに向くか向かないかは簡単に判断できる!」
と常々言っていることが発端です。
食事の部分は別の機会に書きます。
 
それでは、次の各項目が正しければ○、間違っていれば×をしてください。
○の数をメモしておいてください。

1.逆手ハンドル(内側から外側に向かって持つこと)は、力が入りやすくて良い。
2.右に膨らんでから左折すると、車が左折先の進行方向に早く向くので安全
3.実は、左ハンドルのほうが歩行者に近いので安全
4.N(ニュートラル)からD(ドライブ)レンジにギアを入れる時にシフトレバーのボタンを押す
5.バックで車庫入れするときは、ドアを開ける
6.右折するときや、右側のお店などに入る時は早く曲がれるように予めハンドルを切り、車体を斜めにして待つ
7.車幅はその車に慣れることが肝心
8.肉眼が一番なので、カーブミラーはあまり見ない
9.高速道路を走っているとき、1分に一度程度はバックミラーを見て、後方を確認する
10.夜間、交差点で停止するときは右左折車から良く見えるようにヘッドライトを消さない

このへんまでにしておきましょうか。
 
答えを先に書きましょう。

一つでも○があったら、危険です。

しかし、残念ながら、ほとんどの人が複数に○が付くはずです。
ヘタをすると、「どこが間違ってるんだ!」とムッとするかもしれません。
自動車学校の教科書に書いてある通りで、一度は習っているはずですが、いちおう解説しておきます。

1.逆手は、左折時に急に飛び出された時、回避不可能。順手より100倍時間がかかる。エアバッグが作動した時は腕を複雑骨折する。石などに乗ってハンドルを取られると指を骨折することもある
2.左折時膨らむと自転車やバイクを巻き込むのでできる限り左に寄って曲がるのが正解。日本では、よっぽどの狭い住宅街でもない限り膨らまずに曲がれる
3.図を書いてじっくり考えてみれば、右ハンドルに比べ危険察知がかなり遅くなることがわかる。センターライン寄りのハンドルは先進自動車国の常識なので、日本では左ハンドル車に乗ること自体かなりの危険が伴う。ヘッドライトは右側がハイビーム的になるので、対向車が危険にさらされることも考えるべき
4.誤ってDからRやPに入らないための安全装置なのでN⇒Dではボタンを押してはいけない
5.サイドミラーも活用しましょう。まっすぐ停まることより後方確認・安全第一で
6.センターライン付近に斜めに停まると道の占有率が高くなり通行の妨げになります。また、ハンドルを切ったままだと万が一追突されると反対車線に飛び出し危険。ハンドルを切らずにセンターラインと平行に停まるのが正解
7.サイドミラーで車幅(左側のスペース)を確認する習慣をつけましょう
8.カーブミラーは危険察知のたいへん重要な道具です。脇道から本通りに出るカーブミラーに他車が見えたら「出られない」と考えます。また、カーブの先の他車が見えるので危険予知ができます。見通しの悪い交差点やカーブにたくさんありますので、探してください。
9.通常10秒に1回以上、最低でも20秒に1回はバックミラーやサイドミラーで後方、側方の確認をする。それができないのはスピードを出し過ぎているから
10.交差点は登りになっていることが多く、他車を眩惑して危険。ディスチャージ(キセノン)ランプは点灯回数によって寿命が決まり(ハロゲンランプは点灯時間による)ますが、私のSTEPWGNは、メーカーの3年保障があるので、電球が切れても無償交換してくれます。ちなみに、現在、5年10万キロですが一度も切れていません。半年で切れちゃうような低価格粗悪品を取り付けている車の持ち主がディスチャージは点けたり消したりすると寿命が極端に縮まるとニセ情報を流すので、消さない人が多いのかも。

このほか、眩しい迷惑なフォグランプやアクセル・ブレーキの使い方など山ほどありますが、ざっくりこの10問程度で良いと思います。
 
この話のキモは、

何で間違ったことをしちゃってるの?

ではなく、

マチガイに気付くかどうか。
さらには、指摘されたマチガイを「直せる」かどうか。

です。

ある意味、カメラマンに向くかどうかではなく、社会人として正常かどうかということになってしまいます。
前方の信号が赤なのに、アクセルを踏み続ける人がやたらと多くても、「先を読む力が無いな」と思うだけですが、上記は安全に直結する問題です。

車の運転の最終目的は、「無事故で帰宅・帰社」です。
はたして、これを読んで自分の運転を「直せる」かどうか・・・
全て直せる人は一流カメラマンになれる可能性があります。

これもキモですが、人間には間違ったことを全て直せる人と全て直せない人の2種類しかいません。
 
さて、上記の話はその「さわり」です。

全ての状況において、

安全に最大限の配慮をしているか、そのために常に自分の車を俯瞰で見ているか、
歩行者・自転車はもとより他車への配慮をしているか、
同乗者に不安を与えない、
急発進・急停車しないなどの配慮があるか、
そのために先を読む努力をしているか・・・

「1つの事故の前に100のヒヤリがある」というのは安全の原点。

こんなに車が多いのにもっと多数の事故が起きないか不思議です。
信号待ちに追突などは別として、事故は両車に安全上の配慮が無い場合に起こるもので、どちらかが気を付けていれば事故は起きにくいのだと思っています。

事故を起こさないためにはヒヤリを感じないことがキモ。
ヒヤリを感じないというのは、安全だけでなく他人に対する配慮や先読み力を要求されます。
最終的にこの「他人に対する配慮」と「先読み力」が一流TVカメラマンになれるかどうかの分岐点ということになります。

「車を30分運転させれば・・・」と書きましたし、いつも言っているのですが、実は、運転席に座ってもらって100mも走ってもらえれば、9割以上判断できちゃうところが最後のキモでしょう。
 

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