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CHa-Ki 的思考回路
2014_0823:半クエの次は平板読み、日本語の崩壊かぁ・・・
7月22日の今週の一言で、

先日、駅ホームや工場の屋根に使われているスレートが劣化し、踏み抜き事故が相次いでいるというNHKニュースの中で、解説者として千葉工業大学工学部建築都市環境学科の石原沙織助教が『目視で見るだけで散見されます』とコメントしてました◇その助教にとやかく言うつもりはありませんが、NHKたるもの、インタビューの文言がおかしかったら、その場で言い直しさせるとか、取材班にその能力が無ければ、何とか編集でゴマカす必要があるのでは?◇言葉の乱れは留まるところを知らないようで「抑揚は平板に」がNHKはじめ全放送局に浸透しつつあるようで、NHKのアナウンサーは「四国」を地獄と同じ抑揚で話すように、たくさんのおかしな言葉が流行しています。中でもこれは絶対許せないのが「登山」を碁盤と同じ抑揚で読むこと。一気に登る気力を失わせます◇気象予報士の南利幸さんは関西の人なので、発音がおかしいんだなぁ(例。太字がアクセント。三月:さんつ、群馬:ぐんま、香取:かと、などほとんどの発音が東日本の人間には理解不能)と思ってましたが、単純にNHK発音だったんだと妙に納得してしまいました。

と書きました。
そこまでにしておこうかと思ったのですが、赤坂を「あかか」と「さ」にアクセントを持ってきて、もうガマンの限界です。
 
11年前に「半クエ(半クエスチョン)」の話を書きました。
このときも、日本語崩壊の危機を感じました。
その後、半クエは、政治家・大学教授を席巻し、半クエで話さない人を探すのは限りなく不可能に・・・

一番やっかいなのは、自分が半クエで話していることに気付かない先生方。

ある意味、自分で気付かないくらい浸透したと言って良いのかと思います。

もはや、オヤジたちに
「気持ち悪いから、半クエ止めろよ!」
と言ってもオヤジたちは、自分が半クエで話しているとは思ってもいないから、自分が言われているとは気付かない・・・。

例:大学教授「最近?学生?や若い子?が語尾上げ?で話す?。日本の?文化?が崩壊?して?正しい?日本語?無くなる・・・」
半クエを常用している全ての方が「そういう奴いるよね。俺はフツウに話してるよ」と思う瞬間です。

直す、直さない以前の問題で、「気付かない」という壁が立ちはだかります・・・
 
言葉の前にもう一つ。

車の運転にも書きましたが、実は、上記「気付かない」ということが最大の敵。

ある講義の前に、車の運転を読んで来てくださいとお願いし、講義の始めに聞いてみると、全員が全ての内容に納得していました。

いや、納得してるかどうかより、「自分がカメラマンに向いていない」と思われたくない一心だったのかもしれません。
ある人は「そんな運転、する人いるんですか?」と言っていました。

ある時、その人の車に乗せてもらう機会がありましたが、案の定、逆手ハンドルで左折大回り・・・と、ほぼ全て「正しい車の運転」の真逆でした。

頭で理解していることと、自分の行動がリンクしていないことは、だれにでもあることですが、ここまで真逆もスゴイなぁと感心してしまいました。
無くて七癖なんて言いますが、自分で自分の行動に気付かないという人間の性(さが)が一番やっかいな壁です。
 
話を戻します。

ナレーション収録では『抑揚の判断に困ったときは「平板」読みで』が一般的です。
前にも書きましたが、外来語の中でも難しい言葉に、Film=フイルム=フィルム=フィルム
ここまでくると、ディレクターの味かもしれませんし、個人的なものかもしれません。

長年写真をやってきた知り合いにこの話をしたら、写真のFilmは、フにアクセントがありイが小さい、フィルムと言っていました。
私は、写真のFilmは平板読みでイを大きく発音するフルム、ラップのような薄いFilmはフにアクセントのフィルムで、ムにアクセントは使わないかな?って、自分で書いていて笑っちゃいます・・・。

また、平板というより、ケツにアクセントがあると、「プロっぽい」という感情もあるようです。
素人はサにアクセントで「ーファー」って言うけど、本物(仲間うちでは)は平板で「サーファー」。
いわゆる専門用語的にケツアクセントを作り出しています。

お恥ずかしい限りですが、ご多分にもれず、業界でも電源コードや音声コードなどの言葉を聞いたことはありません。
平板読みのケーブルです。テーブルと一緒の抑揚です。
 
上記のFilm、Surfer、Cableは外来語なので、ある意味、ファーストフードのように、どうでも良いということにもなりますが、日本語に関しては、このへんで手を打っておかないと、取り返しのつかないことになるのでは?

私はNHKの登山(とざん)などの間違った抑揚には大いに嫌悪感を感じます。
違和感ではなく「とっても嫌悪感」です。

日本語にはわかりやすい抑揚があり、「はし」と「はし」と「はし」は文字で書けばわかりませんが、発音として、「し」と「は」と「はし」※とした場合は、歴然と「箸」「橋」「端」とわかります。
この文化を未来永劫(えいごう)残すわけにはいかないのでしょうか?
  ※端の「はし」は、橋より微妙に弱い平板に近い抑揚です。
 
小学校の教育の中に英語が入り込み、欧米人に伝わらない日本語的発音・抑揚を強要されて、日本人にしかわからない英語を習い、抑揚の無い日本語で母国語さえも言葉が通じない・・・
じゃぁ、日本人の母国語は何語になっていくのか・・・

さらに、ロボット(コンピューター)が発する、
頼むから止めてくれ!
と叫びたくなる「日本語もどき」に囲まれる。

我が車、ステップワゴンのホンダ・ナビの曲名読み上げは、全く抑揚の無い虫唾(むしず)が走るほど気味悪いロボット言葉です。

さらにさらに、英語でそろばん塾なんて、気を失いそうになります。

トドメは、幼児の発育にロボット語の発音、抑揚で勉強させるという狂気としか思えない教育オモチャさえ出てきました。
 
古来、言葉は変化するもの。その証拠に、600年前の能・狂言の言葉は半分以上理解できません。

だからといって、半クエや平板読み、ケツアクセントが闊歩(かっぽ)し、幼児教育には全く抑揚のないロボット言葉を使う「狂育」を許すのか・・・。

せめて、NHKだけでも正しい、いや、間違っていてもイイから我慢できる程度の日本語を話して欲しいが、それもままならない・・・

大学はじめ、教育機関は真っ先にダメ・・・うううっ・・・どうなる「日本語!」
 
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