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動くものを撮ろう!ということで川崎競馬のナイター

南関東の数か所の持ち回り競馬なので、月に1回、たまに月2回ほど川崎に来ます。
競馬はナイターのほうが馬の筋肉がきれいに見えて、写真映えするので「撮るなら夜!」

川崎競馬場は「三脚を使えない、営業に使えない」という、ゆる〜い条件。
三脚NGということは、言い換えれば一脚はOKとも読めるので、今回も一脚を使います。
 
さて、フィルムや初期のデジタル一眼時代には「連写禁物」でした。
特に巨大なミラーが上下する一眼レフでは、ファインダーがブラックアウトする時間が長く、とてもじゃないけど連写はNGでした。

当時の連写(モードラ)はまさしく「数打ちゃ当たる」下手な鉄砲状態でしたが、今回、最新のE-M1 Mark IIなので、「ものは試し」とばかりに慣れない連写をしてみます。

 
何たって、うたい文句が
『連写時の像表示率は12%(6.5コマ/秒時)から48%(10コマ/秒時)へ大きく向上』
ですから。

 
長い写真生活で、初連写です(笑)。

連写のHとL、すなわち、15コマ/秒と10コマ/秒。
実は「速いかゆっくりか」くらいの認識で、それが何を意味するのかも知らずに連写。

最初はHにしてたのですが、どうも、気持ち悪い。
長年の勘じゃないけど「ハズレ多すぎかも」という気持ちになってしまい、2レース目からはL。

後から取説読んで愕然としたのですが、Hは最初の1コマにピント明るさ等全てが固定されてしまうようで、Hのままだったら全滅してたかも〜〜くわばらくわばら。

というより「取説読んでから撮れよ!」ってことか・・・
 
好みの問題ですが、競走馬の流し撮りは1/80〜1/125が一番好きです。
1/250以上切れば馬のブレもほとんど目立たなくなるので、高速シャッターがお好みの方も多いと思います。

でも、私は「ナイターでスローシャッター」が好き!

 
日没間近のスタート直後(一脚使用)

Data:100mm 1/125秒 F5.6 ISO800
その他のEXIFデータはこちら


夏休みということもあり、ナイターが始まっても子供たちの歓声が聞こえる。
ナイター競馬その1(一脚使用)

Data:75mm 1/100秒 F4 ISO1600
その他のEXIFデータはこちら


完全に日が暮れると照明灯の光に馬たちの筋肉が浮かび上がる。
ナイター競馬その2(手持ち)

Data:80mm 1/100秒 F4 ISO1600
その他のEXIFデータはこちら

競馬では馬の足の曲がり方が最重要ポイントかな?
「さぁ、みんなでギャロップギャロップ、」みたいに足が伸び切っていると悲しい・・・
肝心の連写は、「スッゲ〜〜」と心の中で叫んでしまいました。
動きの方向・速度が一定なので簡単にフォローできます。

連写を始めてから、日没は15枚目、ナイターその1は8枚目、その2は14枚目の写真です。

ビューファインダーでず〜っと馬が見えてる、ホントにスゴイ世界ですねぇ。
E-M1 Mark II 恐るべし!!
 
やめりゃあイイのにまたGIFアニメ
手持ち撮影でも、とりあえず、とにかく、21枚分ずーっとキープできる「像表示」です。
 
昼間は暑いので、次回は、イージーな夜景でも撮ろうかなぁ・・・
 
【コラムColumn】
CMOS歪み=ローリングシャッター現象(こんにゃく現象)

動くもの関連で、CMOS歪みのことを少々書きたいと思います。
右の写真から新幹線のYoutube動画に入れますので興味のある方はご覧ください。
上記リンクのYoutubeは15秒間の映像です。
最初は上り、次は下りの700系新幹線です。

単純歪みはこのような感じです。
 
微妙な高さの違いで車両のつなぎ目がどのように変化するかが下の写真です。
真横から撮っていればこのようなタイムラグが無いので「ずれる」ことはないのですが、斜めに高速で動くなど、上下方向の「ずれ」が一定でない場合、様々な現象が起こりうることは容易に想像できます。

これは、現在販売されているほとんどの写真機、ビデオカメラに共通の問題です。
 
CCDなら全く問題ないのですが、MOS/CMOS系の撮像素子はその読み出しの時間差で必ずCMOS歪みが起こります。

単純には横方向に動くものが歪みますが、実際にはもっと複雑で、特定のカメラ設定で意味不明な歪みが生じることがあります。
固定物の動きが距離によって変わり、天変地異の前触れのような風景になることも。
「扇風機の羽根が変な形に見える」なんてカワイイもので、もっともっと悲惨な、映像表現として切実な問題さえ起こっています。

今の時代、「気が付かないほうが勝ち!」的な考え方が主流なので、ここはあまり深く突っ込んではいけない部分かな?
集中砲火浴びても何ですから、このへんにしておきましょう。

のんきにレポートなんて書いてますが、映像を生業にしている人間にとっては死活問題です。
 
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