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甲状腺全摘出の記録
心房細動
の原因はバセドウ病(甲状腺機能亢進症)
症状/治療/薬の副作用そして全摘出手術
05:甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
2016年8月
甲状腺機能亢進症・バセドウ病の可能性と聞いて、やたらめったらと調べてみると・・・

「ハイ正解!」

と叫びます。

思わず笑っちゃうほど症状が合致、マチガイ無いね、これで決まり!勝負あり!
 
26日までの3日間で今後の方策まで調べ上げなければ!調査オヤジ全開!
※当時のメモを覚書き(原文通り)しときます。

1.心不全の先生がやりたがっているカテーテル検査は必要か?そもそも入院検査は必要か?
2.甲状腺ホルモンのコントロール。3つの治療方法、投薬治療なら良いのだが・・・
  • 薬 メルカゾール 副作用:3%程度がアレルギー(肝臓障害等) ※チウラジールは強
     (追記:2017年9月に確認したところ、メルカゾールが最強の薬だそうです)
  • 放射線アイソトープ 放射性ヨウ素。ヨウ素食品の食事制限+治療後の放射線管理。入院3日?
  • 摘出手術 どう考えてもNG 可能な限り避けたい。 橋本病は一生?
3.放射線アイソトープ治療の可能性も考えてスケジュールを(勝手に)決める!
  • メルカゾール等によるホルモンコントロール
  • 8月26日から食事制限。9月2日か5日にヨウ素投与
       この場合、10日の講義が大丈夫か? 要確認
  • 8〜9月を外すと、次のチャンスは11/28〜12/9、12/12〜年末
       メルカゾール投薬治療にして、途中NG になったときに対処不能が怖い。
       9月後半から11月はNG
投薬治療を通り越してアイソトープ治療まで考慮、ここまで調べ上げれば大丈夫じゃろ(笑)
 
2016年8月26日、いよいよ本丸です!

すでに心不全は結果であり、自分の病気の原因は「甲状腺機能亢進症(バセドウ病)」であると(勝手に)決めています。

ある意味、お気楽モードの受診です。
 
診断では、案の定、聞いたことある言葉が多いし特に不安はありません。
いろいろ調べ上げたけど、あっさり薬もらって終わります。

バセドウ病に間違いなく、まずは投薬治療を試みてOKなら万々歳という感じ。
 
甲状腺ホルモンコントロールの薬。

メルカゾール 5ml 効果が出るまでに1ヶ月、水戸黄門の印籠のような甲状腺お約束の薬。
副作用さえ出なければ「これしかない!」くらいの薬。
ヨウ化カリウム 50mg 速攻コントロール薬。でかい鼻くそ、いや、昔の正露丸のような形。
どうも「ヨウ素剤=原発事故」なのだが・・・
 
同日、次の心不全の診察で、先生は相変わらず「カテーテル検査」の一点張りだけれども、とりあえず「甲状腺治療の様子を見て」からにしてほしいとお願いして、入院もお断りして、お薬だけいただきます。

原因を取り除けば(甲状腺の治療が順調にいけば)、心不全も良くなるという素人考えです。
 
心不全の薬。

リクシアナ 30mg 抗凝固剤。
ルプラック 4mg むくみを取る、尿を増やす
スピロノラクトン 25mg 同上、血圧を下げる
アーチスト 2.5mg 血管を広げ、心臓の負担を減らす
ネキシウムカプセル 胃酸の分泌を抑える
 
ひとつ、びっくりなことが起こります。
むくみを取り、尿の量を増やすルプラックに
「体重50kg未満になったら中止」
という注釈がついています。

大丈夫大丈夫とホコリをかぶった体重計を引っ張り出し、電池を替えて測ってみると。
49.0kg
体重計壊れた?
何かの間違い?
服脱いだら48.5?
十の位、間違ってるじゃろ!

いつの間に10kgも体重減ったの?
そういう訳で、26日からルプラックを中止します。
 
そこに、思わぬ伏兵も現れます。 
 
つづく  その6:副作用
目次
01:前フリ(最悪の生活習慣)
02:症状と言えるかどうか?
03:心不全。不整脈と心房細動って何?
04:横浜市立市民病院 納豆人間復活!
05:甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
06:副作用
07:体重のこと、甲状腺の腫れ
08:そして・・・ぶり返し
09:薬と症状の因果関係の訂正?

10:1年が過ぎて、2年目に突入
11:トレッドミル検査
12:アイソトープ治療の行方
13:ヨウ化カリウム
14:ヨウ化カリウム その後
15:ヨウ化カリウム中止

16:メルカゾール限界量に挑戦
17:最後の決断
18:横浜市立大学附属病院

19:全身麻酔、甲状腺全摘出手術
20:最終回、退院後初検診
Add:2019年6月、術後10ヶ月、完治宣言!
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