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手ブレの原理                      2000年更新

「望遠撮影をすると手ブレが目立つ」のでしょうか?
確かに物理的なブレは、望遠側になるほど大きくなります。

しかし、実際にはブレが最も目立つのは、広角で風景を撮っているときです。

これは、「動いてはいけないものが動く」ため、生理的にブレを大きく感じてしまうということのようです。

厳冬期、とんでもない吹雪の中の撮影や激しいお祭りの撮影などではかえってカメラブレが臨場感を増し、迫力のある映像になっていることもあります。

三輪車に乗った子供を追いかけているときや表情のアップなどでは比較的目立たず、全身を撮っている場合等は動いてはいけない背景によってブレを目立たせてしまいます。

「ブレを目立たせない」事が、重要なポイントです。
目立ち方を基準に考えたブレの大きさ
小  ← ブレの目立ち方 →  大
広角側 レンズ 望遠側
動きがある 被写体の動き 静 物
近 い 被写体との距離 遠 い
大きい 被写体の大きさ 小さい
さて、手ブレこそアマチュアたる所以などとおっしゃる方もいらっしゃいますが、手ブレがないのが良い(プロっぽい)映像と考えてか、何が何でも三脚で撮影するアマチュアの方が多いことも事実です。

上達の過程としてとても良いことだと思いますが、恐らく、三脚に据えることを第一義に考えている方はこれまで相当量の撮影チャンスを逃がしているのではないかと思います。
使う場所、タイミングを知ることがもっと大切なことでしょう。

最近では光学式、電子式の手ブレ防止システム(光学式は放送用でも使われています)がかなり効果を上げています。

これを上手く使い、また、手近な三脚代わり(テーブル、手すり、岩、木・・・)を見つける目を養うこと。

そして、最も大切なのはフットワーク、そして、小型・軽量という家庭用カメラの利点を最大限に生かすことではないでしょうか?

※三脚代りに巨大お手玉(ビーンズバッグ。小豆をいれた布袋・小型の枕のようなもの)を使うと場所が平らでなくても、アングルを自由に変えられてとても便利です。
元々写真用に考えられたものなので、自作できない方は既製品もあります。
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