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撮影 Rule.005 構図5「引きが大事な構図」 
前回、
「広角=雑多」
みたいなまとめ方をしました。

そこで今回は、引き(Long)の画(え)の意味を考えてみます。
 
良く、
「1カットの秒数はどれくらいが良い?」
という質問を受けます。
この辺はじっくり書かなければならないので、詳細は後に譲りますが、一番わかりやすい点として、

画面に映っている部品の数

すなわち、

部品の数が多い(広角)ほど長時間、少ない(望遠)ほど短時間。

と解釈します。

部品が多ければ、理解する時間がかかる。
換言すれば、多くの話を入れ込む画=長い文章(台本)

とも言えます。
 
「長い時間見せなければならない」
これを良しとするか否かは個人の自由としておきましょう。

ただ、長い時間見られる画と考えれば、それがいかに難しく、大変なことかを知っていることも必要です。

「毎週、冒頭は25秒間の画を3カット」
という30分番組があります。
アナログの時代は「Fixで」という暗黙のお約束があったのですが、今はグニャグニャ動くようになりました。

動かない広い画を撮れるカメラマンが居なくなったのか?
時代が時代だから動かなくちゃ、になったのか?

理由は知りませんし知りたいとも思いませんが、Long画というのはそれほど難しいものでもあります。
 
実は、私がデジタル一眼カメラでビデオを撮る2つの理由のうちの1つが広角レンズです。
現在使っている放送用のレンズは
FUJINON HA-18x7.6BER
というレンズで型番通り、最広角が7.6mmなので、35㎜換算で約30mmです。

デジタル一眼では換算18mmを使っています。対角線魚眼(15mm)もあります。
この差は歴然で、放送用レンズでは足元にも及びません。
それでも、なおかつ放送用レンズを常用する理由は「ルール」ではないので割愛しますが、唯一の弱点である広角レンズをデジタル一眼でカバーできるのはとてつもなく嬉しいのです。
 
たくさんの部品をカッコ良く配置(構図)するのは簡単には終わりません。
今後のルールの中でも折にふれてこの広角・Long画を書いていきます。

早速ですが、次回、太らない広角レンズを考えてみたいと思います。
 
次回:「太らない広角レンズ」
 
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