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編集 Rule.006「プロは絵コンテを書かない」 
すんません、006の前に、Rule.005の「おさらい」をしておきます。

前回のルールを見直して、
ヤベ
これが勘違いを招く書き方なのかもしれないと気付いてしまいました。

自分の都合の良いように誤解してしまう人がワンサカ出るかも!

で、おさらい、というよりキッチリ書いておきます。

カット替え
 一番すなおで、何の問題も起きない。
 正しいカット替えには高い技術と知識が必要。

OL(オーバーラップ)やワイプや2D/3D特殊効果など
 何の技術も知識も必要ないので、誰でも簡単にできる。
 映像の中に視聴者を引き込むことが難しい。(映画やドラマには使いにくい)

すなわち、生業として映像制作をしている場合はカット替え、アマチュアや自称プロの映像クリエーター?の方たちは特殊効果という区分けです。

以上、おさらいして、本題に入ります。
 
a continuity=台本(現場では「ほん」と読みます)
そんで、そこに絵が描かれたものが好まれるらしい。

右の図はざっくり情報を入れ込んだラインドローイングで、15秒CMの参考資料として作りました。
コンテ
これ以上の絵は書かないし、描く気にもなりません。
当然のことながら、台本(ナレーション原稿)があり、その”文章”に沿った撮影がなされていくから(絵は必要無し)です。
ポルシェのようなスポーツカーのイメージで凝りたい「照明」も、そのイメージを言うだけで照明さんが完ぺきなものを作ってくれます。

「書かない」と言いながら、書いてるじゃないか!と言われますね。
実は、絵コンテを書く状況が2つあります。

ひとつは、
コマーシャルの場合。これは、クライアントの説得材料。
もうひとつは、
どうしても「こだわり」のあるカットを指示する場合で、文章で書くより絵にしたほうが早い場合。

以上です。

すなわち、余程のことがない限り、対クライアント(担当者=アマチュア)向けということです。
 
対スタッフじゃない理由は簡単です。
1.絵コンテなんて書いてる時間が無駄。
2.現場にはその道のプロであるカメラマン、照明、音声がいる。

それぞれのプロに任せるのがベスト。
というより、任せられるスタッフを揃えるのがディレクターの仕事でもあります。
 
もし、絵コンテを書いてしまうと、カメラマンと言えども先入観が生まれ、イメージが崩れる可能性があります。
本来、ディレクターは文章と言葉で示すべきであり、構図や明かりはスタッフに任せるのが賢明な方法。
 
と書いてきましたが、実は、絵コンテを書いてはいけない最大の理由は全く別のところにあります。

ディレクターとしての資質というか、制作の根本にかかわる問題で、
文章から決めるか?
絵柄から決めるか?
という成否を分ける問題になってきます。
 
文章に画をくっつけていくのはとても簡単ですが、
撮ってしまった絵柄に文章を付けていくのは至難の業です。
次回:未定「台本その1 企画」
次回から本格的にディレクターの仕事に入ります。
制作の根本と言っても良いでしょう、楽しく(辛く?)なってきます・・・
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