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週刊 「村」2006
24 三渓園
内苑 紅葉撮影会
臨春閣(りんしゅんかく)
【重要文化財指定】 1649年(慶安2年)建築
もとは、紀州徳川家初代徳川頼宣が夏の別荘として、現在の和歌山県岩出市に建てたもの。 1906年(明治39年)、三溪の手に渡り、1915年(大正4年)から1917年(大正6年)にかけて園内に再建。 第一屋、第二屋、第三屋で構成され、襖絵は狩野探幽、狩野安信などによって描かれている。(三渓園HPより)
水面に映る臨春閣は許可を受けて立ち入り禁止の芝生に入り撮影。
木の桟を使った窓ガラスにはほっとします。
旧天瑞寺寿塔覆堂(きゅう てんずいじ じゅとうおおいどう)
【重要文化財】1951年(天正19年)建築
豊臣秀吉が母のために建てた寿塔を覆うための建物で、現在、秀吉が建てたものと確認できる数少ないもの。 迦陵頻迦(かりょうびんが)や蓮の花などの彫りの深い装飾、そりあがった屋根は、荘厳さを感じさせる。(三渓園HPより)
イチョウがちょうど見頃を迎えています。左は18-70mm、右は12-24mmで撮影。
月華殿(げっかでん) 【重要文化財】1603年(慶長8年)建築
初代徳川家康により、京都伏見城内に建てられたものといわれている。 1918年(大正7年)に春草廬と共に移築。三溪が建てた金毛窟とつながっている。
天授院(てんじゅいん)【重要文化財】1651年(慶安4年)建築
上右端写真
もとは、建長寺の近くにあった心平寺の地蔵堂で、1916年(大正5年)に移築。 建築様式は禅宗様(ぜんしゅうよう)を主体としている。(三渓園HPより)
聴秋閣(ちょうしゅうかく) 【重要文化財】1623年(元和9年)建築
将軍徳川家光により建てられたと伝わる。2層の楼閣(ろうかく)建築。 ゆるやかなカーブの階段、平面を斜めにした部分を書院窓とするなど、独創的な意匠で構成されている。(三渓園HPより)
旧燈明寺三重塔(きゅうとうみょうじ さんじゅうのとう)
上右端写真の遠くに見える塔
【重要文化財】1457年(康正3年)建築
園内のほぼ全域から、その姿を見ることができる三重塔は三溪園を象徴とする建物。 1914年(大正3年)に移築。(三渓園HPより)
聴秋閣は光のコントロールができなく、カメラマン泣かせの被写体。2階の屋根近くの紅葉に光が入るのはほんの一瞬のできごと。ここから少し登ると三重塔が見えます。
久しぶりの三渓園。紅葉時期の三渓園は、日本一(と私はいまだに思っている)の写真家、故林忠彦氏の写真集「東海道」の取材をさせていただいた時以来だから17年ぶりくらいだろうか。
これでやっと今年の紅葉三昧に終止符。とりあえず、しめくくりににお約束の舟を撮っておきました。
※解説は三渓園HPより転載させていただきました