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週刊 「村」2008
24 赤沢宿(江戸屋さん)と奈良田界隈
横浜町田から東名で御殿場〜東富士五湖道路というお約束のルート。東名を走っている間は富士山の富の字もなかったのに、私たちを待ち構えていたかのように、いつもの山中湖から一瞬富士山が顔を出す。さいさきがイイかな?梅雨時なので多少雨が降っても良いように古い「講中宿」を訪ねることに。目指すは赤沢宿の江戸屋さん(撮影許可を取っています)。なにやら急に時代劇のお殿様になったような錯覚をおこしそうな・・・100人は十分に泊まれるそうです。
江戸屋さんの入口には小さな石碑がある。
「朴の木と 先におもひし近づきて 霧走るなかに見る 橡若葉」と書いてあるようです。板マネギ(講中札)などもたくさんあり、現代とは思えない風情をかもしだしています。板マネギは講中が宿泊の印として残したものだそうです。我々が行くと左写真中央のワラジ脱ぎ場の雨戸をわざわざ開けて下さり(これは一見の価値あり!信じがたい形で雨戸が開きます)、さらにはシソジュース(超美味)をいただき、「余は満足ぢゃ〜」
以下撮影会資料
腹が減ったので蕎麦屋に入ったけどお休み。で蕎麦屋さがしで山道をどんどん広川原に向かう。結局、奈良田まで行ってみることに。途中の「新倉(あらくら)の糸魚川-静岡構造線」の岩肌と奈良田で見つけたもみの木。
内河内川の左岸に逆断層(国指定天然記念物)があり、西側の古い黒色粘板岩地層が東側の新しい凝灰岩地層の上にのし上がった形。粘土質だからだろうか、灰色に濁り早川はお世辞にも綺麗な川とは言えない。しかし、灰色の早川で山女・岩魚が釣れるのはこれまた自然の摩訶不思議。
奈良田、ダム湖の岸のお花畑。急激な遠近感を出すために平らではない部分を探し、遠景をぼかす。この方法だと急激にピントが変わるため、手前の花がより引き立ちます。
赤沢はもう少しゆっくり見てみたいところです。次回は江戸屋さんに宿泊撮影会にしましょう。