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CHa-Ki 的思考回路 | ||
2016年12月27日:動画は「動かない」が鉄則 | ||
おかげさまで2017年、能動ドットコムは30年を迎えます。ひとえに皆様のご支援のたまものと深く深く感謝いたしております。 本サイトも17年目に入ります。「速い・見やすい・役に立つ」というサイト運営方針は今後も変わりません。 言うまでもないのですが、ページトップへ戻るボタン(PAGE TOP)が右下部にフェードインする以外、ご覧になる方のご希望に反して勝手に動く部分もありません。 我々、ビデオ=動く画が生業(なりわい)で、幸か不幸か動画基準で物事を考えるようになっているので、ご覧になる方が操作しなければ「勝手に動かない」サイトです。 |
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さて、何事も一事が万事というわけでもないでしょうが、企業のホームページを見てみると、そのサイトを運営している会社の生業、すなわち本当の仕事内容、目指す仕事が見えてくるような気がします。 |
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動画のカメラマンにとっては「最小限の動き」が最も大きな命題です。 「伝えるためには動かさない」が原則ですから「動かない・動かさない工夫」が求められます。 ところが、静止画基準の人たちは大きくカメラを動かしたがります。 「動画だから」という言い分です。 お気持ちは痛いほどわかります。 多くの方にとっては「動画=動く」という認識だと思いますが、動画基準では「可能な限り動かない」のが大原則なのです。 |
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ホームページのコンテンツがあっちこっち勝手に動いていたり、邪魔なウインドウが出たり消えたり、文字が明滅したり動いたりして目ざわりならば、そのサイトの動画知識は素人レベルと判断します。 伝達の初歩の初歩ですが「見せたい読ませたい物以外が動いているとき、メッセージを伝えることは不可能」です。 この原則は千年後でも変わることはなく、500万年(猿が二足歩行を始めて現在に至るまでの時間)くらい経つと変わる可能性が出てくるかもしれません。 |
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時代の流れに乗ったつもりで動くホームページを作って、 「伝わるか伝わらないかの論議はしていない!」 「動画なんだから動かなきゃ!」 というお気持ちも痛いほどわかります。 動画の知識が無ければ「動きがあってイイでしょう!」となります。 「今は動画の時代=静止はダメ=動く」 すなわち 「動かす=サービス」 なのです。 |
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「動かない=つまらない=手抜き」とされてしまう、そういう時代かもしれません。 「動画を勘違いするとこうなります」は今のインターネットを見ていれば一目瞭然ですね。 長い時間が経てば、そういうおバカなことにも慣れてきます。 しかし、動きに慣れることとメッセージが伝わることは次元の違う話。 念のため書いておきますが、動かしたがる人たちのもう一つの逃げ道に「デザイン」という言葉があります。 もちろん、これも伝えるとは全く次元の違う話です。 情報を得るために見ている人か?暇つぶしで見ている人か?の二択と考えればわかりやすいのでしょうか。 自社のサイトがどちらのお客様を対象としたホームページなのか?ということです。 |
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脳活性として左利きは頭が良くなるというニセ情報にだまされて(それとも麻丘めぐみの歌の影響かな?)、左手で箸を持つ人が半分くらい? あと10年もすると「私の彼は右利きなのよ!」と絶滅危惧種会話が普通になるかもしれない・・・ 戦国時代でなくとも多勢に無勢が民主主義で、51%の人が間違っていればマチガイでも正しくなります。 マチガイの常識化は世の常です。 ただ、「動画」という点だけで考えるならば「チョロチョロ動くホームページ=動画の知識無し」という公式が成り立ちます。 「動く」は、いろいろな判断材料になってしまう怖い存在でもあります。 |
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