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2017年9月18日:離党届をお出ししてきました | ||
揚げ足を取るつもりではありません。 ある国会議員がインタビューに応えて「離党届をお出ししてきました」 離党届だから、興奮もするし、緊張もしているでしょうから責められません。 そんな状況でなくても敬語は難しい。 中でもこの「お」と「ご」は強敵です。 |
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メールでやり取りすることが多くなってくると、困る言葉が「連絡」 「ご連絡ください」 は正しい日本語ですが、 「ご連絡いたします」 は間違い。 上記「お出し」と同じで自分の行為に敬語を使ってるのでNGです。 |
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敬語じゃなくて「ていねい語」だよ! と思う方もあるかと思いますが、例えば、 「ご連絡願います」 これは根本的に間違っています。 ご連絡の「ご」は相手の動作だから、敬語を使って「ご連絡」、ここまではOK。 「願います」は命令形の「願う」のていねい語だから、上司が部下に使う命令言葉をやさしい言葉で言っているだけ。 社長に命令する社員みたいな・・・敬語と命令語が混在する意味不明な文面です。 本来、命令形なのだから、部下には 「連絡願います」 が素直な言い方。 同僚から「連絡願います」ときたら、「あれ? あいつ、何を怒っているのだろう? 俺何か連絡忘れたかな?」となりかねません。 同僚でも「連絡ください」程度にはしたいものです。 仲が良ければ「連絡くれ!」のほうがスマート。 このように文面だけで上下関係(という言い方はイヤだが)や状況がわかる、ということです。 |
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最近、特に、正しい日本語を書く・話すことの難しさをひしひしと感じます。 「ファースト」を「ファスト」にマスコミ業界が改悪することを阻止するのは難しいでしょう。 そして、マスコミ業界として決まってしまったことを修正するのはさらに困難を極めます。 悲しいかな、マスコミは自分たちの間違いを認めるのが難しい業界です。 「一番の食事」と間違えるというおバカな理由ですが、そんなバカはマスコミにしかいない。 そもそも改悪前に、日本フードサービス協会とちゃんと話し合ったのかなぁ・・・ いずれにしても、美しい日本語復活は、どうも、簡単な話で終わりそうもありません。 |
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難しい日本語ついでに、もひとつ。 | ||
日曜日、TBSの朝番組で某大学学長が北朝鮮の核の問題を偉そうに話していらっしゃいました。 「核」は「書く」と同じアクセント(抑揚)ですが、この偉い先生は、「毒」と同じ抑揚でした。 何度も何度も言っていたので、自分では正しいと思っているのでしょう。 かわいそうに・・・ 以前にも書きましたが、方言と標準語とは根本的に考え方が違うので、地方創生みたいなおバカな言い訳は通用しないわけです。 ここは日本なので、全国放送の原点はNHKではなく「標準語」です。 だから、全国放送から各局に放送が移った瞬間に方言にすれば嬉し、楽し。 |
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追伸: 慣習的に慣れ切ってしまったことを修正して良い場合と、悪い場合があります。 以前も、ワークマンとウォークマンの事を書きましたが、英語的には逆です。 でも、今更、修正してどうする?混乱を招くだけだろう!ということです。 混乱を招くなら「修正」してはいけないのです。 もちろん、多くの現代人は平安時代の言葉を理解できません。 だから変化は文化だ!という学者先生もいますが、長い年月をかけて自然に変化するのと、強引に変更するのとは別個に考えるべきです。 自分は頭が良いし、周りからもそう認められていると勘違いしている人たちは「自分の間違いを認められない」そして「修正することをためらい、言い訳を考えます」 その「こじつけ」を「あの局が言うんだから」「あの人が言うんだから」と信じてしまう人たちもいて、その人たちは「強く主張する人」たちであることを忘れてはなりません。 修正は必要ですが、それが、混乱を招かないか?必要な修正か? 単に自分たちの知識をひけらかすための修正か? はじっくり考える必要があります。 |