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CHa-Ki 的思考回路
2014年9月19日:早く結婚したほうがいい!がセクハラなら・・・
今週の一言に、

毎週毎週、議員の話になってしまうので、都議会の件は書かないことにしようかとも思いましたが、党の策略という点で記録に残そうと思います ◇東京都議会の本会議でみんなの党の塩村文夏議員に対し、「早く結婚したほうがいいんじゃないか?」などとヤジを飛ばした件、本日、そのうちの1人が「自民党の会派を離脱するので許して欲しい」と自首しました ◇自民党なんちゃって議員ですが、2年前にも尖閣諸島の魚釣島に無断で上陸し、八重山警察の取調べを受けています ◇さて、何故、書かないでおこうと思ったことをダラダラ書いているか・・・ここからが本題です。 今回の本会議の事件から5日間も掛けて、練って、練って、じっくり仕込んだ自民党の策というのは考え過ぎ? ◇「早く結婚…」は、百歩譲れるヤジであり、塩村議員もまだ笑って流せる所だったので、なんちゃって議員の会派離脱という最小限の打撃で、この事件を何とか乗り切っちゃおうという策 ◇本来、議員辞職(一般企業なら間違いなく懲戒免職)が相当の「子供もいないのに」と「お前が結婚しろ!」と「産めないのか!」をウヤムヤにするためのイケニエ、と考えれば全て納得できます ◇なんちゃって議員は、いけしゃあしゃあと「私じゃない、品のないヤジは良くない」としていましたが、事件2日後に記者団に対し、急に方向転換して自首することも納得できます(党から強い圧力がかかったことは容易に想像できます) ◇そもそも、「産めない・・・」などは、隣の議員がチクれば声紋判定なんて必要も無く、2〜3人の議員が辞職すれば一件落着になるのだから、都議会が「隣に座ってた人も同罪ですよ」ってひとこと言えば、即座に解決じゃないのかなぁ・・・

と書きました。
 
さて、東京都議会の「男女共同参画社会推進議員連盟」会長の自民党・野島善司(65)が16日
「結婚したらどうだ?というのは平場では僕だって言う」
と発言し、翌日不適切として謝罪しました。

ぶら下がり取材では、個人と議連会長の立場だの何だのとタジタジになってましたが、ここでは、その野島善司の意見や言い訳ではなく、政治家・マスコミその他の批判発言・報道です。
 
「セクハラ」という考え方を「相手の嫌がる言動」という定義にすると、次の言葉もセクハラに当たります。
1.「あれ、○○さん、髪切った?」
2.「お子さん、元気ですか?」
3.「昨日、駅で見かけたよ」
”平場”だろうがなんだろうが、女性に声をかけた時点で「セクハラ」になる要素を含みます。

1.は、彼氏にふられたので髪を切ったら、「傷ついた心を逆撫で」されたり、「私のことを毎日チェック」していて気持ち悪いし、

2.は離婚調停中なのに、「子どもの話を出すなんて失礼せんばん」だし、「子どもに何かしようとしてるので不安」だし、

3.は「フタマタのデートを公表」されたわけだし、

仕事に関る最小限の言葉だけを交わすか、メモだけでコミュニケーションを取らなければならない・・・
いや、それは、コミュニケーションとは言わない・・・

それを推奨する政治家やマスコミの報道はいかがなものか、と言わざるを得ません。
 
かたや「結婚して子どもを2人以上産もうよ!」じゃないと日本の人口はどんどん減って国が無くなる!と叫びながら、「早く結婚したほうがいい!」と言うとセクハラとして、自分の職を失うことになります。

では、
「結婚しないほうがいい」
って言えばいいの?
「晩婚のほうがいいよ」
って言えばいいの?

そんなわけはない。

若い人たちは早くどんどん結婚したほうがいい!
と私は声を大にして叫びます。

若いうちは「イキオイ」でがんばれます。
若さで何とか乗り切れます。
そういう(日本の将来を担う)人たちのため、社会が育児に協力的になることのほうがどれだけ大事か。

当たり前のことを当たり前に言って何が悪い?

マスコミは一般論(※)さえ言えない日本を望んでいるのか?

※もちろん、一般論の当たらない方もいるので、そのへんの気遣いが必要なのは当然。
 
セクハラを回避する唯一の方法は男女が
「話さない」
「目を合わせない」
「近づかない」
とどのつまり、女性がエレベータに乗っていたら、男性は乗れない、ではとエスカレータに乗ろうとしても、女性に近づけないので、階段を昇り降りするんだね。
中には美容のために階段を昇り降りしたい女性がいると、男性はビルの外にロープを垂らして・・・
子供どころか、結婚もできない・・・

そもそも、男女が同じだ!という発想そのものに疑問があります。
一般論で考えれば、平均的に女性のほうが小柄で力が弱く、でも女性らしい視点や発想力があるでしょう。
男性は力が強く、大雑把が時には功を奏することもあるでしょう。

それぞれ、その長所・短所があるわけで、それを一緒くたにして論ずることに問題があり、極論すれば、科学・医学が進歩して、男女の差が無くなり、
「あなたは、男性ですが子どもを産みますか?」
という質問がフツウにできるようになったとすれば、野島善司を批判している人々や、やり玉にあげているマスコミの「男女平等」という狂った発想にも同感できます。

しかし、そんなことは有り得ない。有り得ない前提だから、吹けば飛ぶような下らん思想におちいる。
 
女性は、肉体的にも、社会的にも弱い立場に置かれやすいから、そうならないように気を使うことは当然のことだし、とても大切なことです。

政治家は、だからと言って、強引に女性大臣を誕生させたり、政治的な駆け引きのネタとして「男女平等」や「セクハラ」を使うのではなく、もっと、かっこよくスマートな方法で有権者の支持を得るように努力してもらいたい。

マスコミに籍を置く人は、無知な発想でニュースを面白おかしく使う限り「マスゴミ」すなわち「自分たちは月金で出す生ゴミである」との認識を忘れてはならないのである。

いずれにしても、
「口は災いの元」・・・
自分への戒めでもあります。
 
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