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CHa-Ki 的思考回路
2014年8月30日:今年の流行語大賞は俺がいただく!
一昨年の流行語大賞はその発表で知りましたが、去年はほとんど知ってた!でもって、今年は「俺がいただく!」
まっ、もっとも、だれも知らないので、これから流行らせていかなきゃならないんですが・・・

今回の思考回路を読んでいただければ、「そう、そう!」「だよね〜!」って、日本中の人が賛同してくれるはずです(自信!)。
 
能動ドットコム・森田メソッドでは、担ぎカメラで撮像素子が2/3インチで、放送用のレンズを付けて、VF(ビューファインダー)から目を離して見ることができ、ザハトラーの100mmボール径の三脚に乗っかっているものを「放送用カメラ」と位置付けています。
 
   ※昔はそうじゃなかったのですが、昨今はこういう分類にしないと話が通じないので。

森田メソッドでは、自分のイメージを具現化する道具として、「弘法も筆を選ぶ」ことを良しとしています。
もちろん、お金をかけないでもOKな部分に関しては、とことん、ケチります。

例えば、100均の台所棚アルミシートなどは、ロケの必需品として、活用していますし、30万円のマイクが普段使いです。
お金をかける部分とかけない部分が極端なのかもしれません。
 
ちょうど3年前にSONY HDR-CX560という民生ビデオカメラを衝動買いして、それまで超バカにしていた民生機を愛してやまない人になってしまいました。
数百万円のカメラ3台と6万円の民生カメラを駆使して仕事して、遊んで・・・

しかし、昨年、放送用カメラ2台がいきなり死んで、1台は放送用のHDカメラにしたのですが、さすがに、一度に2台は厳しく、どうせ、三脚に載せたまま動かさないカメラだから、何でもイイや!とPanasonic AG-HPX250を導入しました。
HPX250はいわゆる「業務用」という位置付けです。
その形から、手持ち撮影の時にはカメラを胸の前に持ってくるので、下からアオる撮影になりがちです。
この辺が放送用と違うところで、担ぎカメラなら、必然的にレンズ位置が概ねカメラマンの鼻と口の間くらいの高さにきます。なので、よほどの理由・必然性がない限り被写体となる人を極端に下からあおって撮ることはありません。

ある意味、テレビを見ているとき、下からあおっているのは業務用カメラで撮っている場合で、フツウに目高(めだか:被写体の目の高さ)で撮っているのが放送用カメラという区分けをして、ほぼマチガイありません。
 
一刀両断バッサリですが、現実的に、ひざの辺りから顔をドアップで撮影する必然性があるなんてことは、後にも先にも無いでしょう。

そもそも、撮らない、あり得ないショット(構図)です。

私はもちろん、長年、放送業界にいながら一度も撮ったことのないアングルです。

当然ですよね。
見たくないもん。
他人の鼻の穴アップなんて・・・
 
ここ数年、業務用カメラは多くの「なんちゃってカメラマン」が買える金額になり、HPX250のような業務用小型カメラが台頭してきて、もちろん、テレビ局でも低価格なので、積極的に使うようになりました。

もはや、ニュースなどは、半分以上業務用スタイルと言っても良いくらいに多くなりました。
必然的にカメラの位置が低くなり、「あおり」撮影が幅を利かせます。

多くのテレビで流れるから、そこから学んだ、なんちゃってカメラマンが真似をして、別の人が真似をして・・・
という悪循環で、ニュースインタビューなどは「あおりでドアップ」の山です。
 
講義の中でも、あおりと俯瞰(ふかん)の違いを徹底的に指導しますが、なかなか理解いただけなくなってきました。

それくらい一般化してしまったショット(構図)です。

そこで、本題です。

鼻の穴をアップにしつつ、バックは天井で、ほとんどの場合、ズームインしている、狂った構図、このショットを何と表現すべきか・・・
名前をいろいろ考えましたが、なかなかしっくりくる名前がなくて、結局、端的で一番わかりやすい
鼻毛ショット
に決めました。

この構図がテレビから流れたときは、無能な、なんちゃってカメラマンが撮ってるから許してやろうという寛容な心で見ることにしましょう。

今年の流行語大賞は、鼻毛ショットに!
 
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