シーンの考え方 2000年更新 | |
上図は最も基本的な構成です。プロローグとエピローグは、「まえがき」と「あとがき」と考えていただいても結構ですが、本来は本文の中に視聴者をひきつけるための「Hook」と「次回のHook」と考えたほうがBetter。 トランジションは純粋に「つなぎ」としてとらえてください。 |
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もちろん、シーン1の中にさらにシーン1−1、1−2・・・と続くこともあり、入れ子構造になっていると考えて下さい。 時期はずれですが、おせち料理のように1つの重箱(シーン1)の中に様々な料理(シーン1−1・・・)が並び、その重箱がいくつか重なっておせち料理(プログラム)になるようなものです。ちなみに黒豆一つ一つがカットとなります。 |
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シーンの切り替えにパンニングを使うことも多く、2軒の家をA宅(シーン1)からB宅(シーン2)へパンニングすることにより、「Aさんの話は終わりです。 次にBさんのお宅のお話に移ります」という意味になります。ここで、注意することは、「パンニングの後にAさんの話に戻れない」ということです。 |
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ここで、最も重要なことは、「1つのシーンをあらわすのに最低3カット必要」になるということです。 「1シーン3カット構成」と勝手に名付けていますが、わかりやすいプログラムにするためにはとても大切です。 例えば、花ひとつ撮るにしても、「どこに咲いているのか」「全体はどうなのか」「花のアップ」というように最低でも3カット撮っておくことによりとてもわかりやすいプログラムになります。 旅行などで「忙しく準備して、電車から山が見え、夕食のおかずは・・・」ということにならないように
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※パンニングはトランジションと考えます。すなわち、 A宅Fix(前のシーンのエピローグ)〜パンニング(トランジション)〜B宅(次のシーンのプロローグ)となります。 |
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