甲状腺全摘出の記録 心房細動の原因はバセドウ病(甲状腺機能亢進症) 症状/治療/薬の副作用、そして全摘出手術 |
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04:横浜市立市民病院 納豆人間復活! | ||
2016年7〜8月の足のむくみは8月15日に利尿剤フルイトランを服用1週間後、ほぼ痛みも腫れも引きました。 フルイトランはジギタリス中毒の観点からジゴキシンとの相性が悪いようです。 なので、のんきに塗り薬じゃなくて早く飲み薬出してくれればいいのに、とは言わないことにします。 通常、ジゴキシン(ジギタリス)は心臓の負担を軽くしてむくみも取ると書かれています。 NT-proBNPの数値が急上昇しているので「むくみの原因は心不全」というのが教科書通りだと思います。 先生にも「むくみは薬の副作用じゃない」と言われています。 ただ、素人考えでは、あり得ないかもしれませんが「100%ジゴキシンの副作用ではない」とは言えないような気がして仕方ありません。 全世界に喧嘩売ってるようなものですから、私が間違っているのでしょうが、いちおう記録しておきす。 |
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さて、8月23日始めての市民病院です。 心配して、やまゆが一緒に来てくれました。 心強いです、感謝以外のなにものもありません。 朝一番で循環器内科に入り、一通り検査終了! そして、先生から 「午後からもう一度別の検査をしたい」 ・・・何それ? 「できれば、検査待ちの時間で帰宅して準備して、10日ほど入院して欲しい」 って言われても 「即日入院なんて無理!」 と言うしかないよねぇ・・・普通は。 微妙にイヤ〜な予感と不信感が湧いてくるのを隠し切れないかも。 |
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結局、8:30〜16:30までかかって心電図、血液検査、レントゲン(正面・横)、心エコー検査、甲状腺エコー検査、最後にむくみを取るための利尿注射。 やるやるとは聞いていたが・・・ さらに、3日後の26日金曜日にもう一度、 血液、心電図、レントゲンってやりすぎだろう・・・ |
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なにゆえ? 先生によれば、血液検査の結果が 心臓負担を表すBNPが18.4(文献によっては20)未満の基準値に対して450.4だから24倍、この値が500を超えると重症心不全。 心臓の負担は半端ないのだが・・・ 実は・・・ 甲状腺ホルモンの血液検査結果 項目:正常値 検査値 TSH:0.34〜4.04 0.01以下(測定限界以下。甲状腺を刺激するホルモンが多いと数値小) FT3:2.36〜5.00 30.0(6倍。甲状腺ホルモンの分泌が多い) FT4:0.88〜1.67 3.3(ほぼ2倍。甲状腺ホルモンの量が過剰) このことから「甲状腺機能亢進(こうしん)症、いわゆるバセドウ病(甲状腺ホルモンの異常)が原因で心不全(不整脈や心房細動)を起こしている」という見解。 |
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ということは、甲状腺の先生の診察を受けなければ最終判断はできないか・・・ やっぱ入院はNG、するにしても26日の結果次第だね。 |
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入院は何とかして断りつつ、納豆の話をしたら、 「食事制限の全く無い薬がありますよ」 「えっ? ほ、ホントですか!」 「大丈夫ですよ。チョット高いんですけど」 「ゼニ金の問題じゃないっす!ホントに納豆大丈夫なんですね!」 心の中で「早く言ってよ〜!!」目が輝いて少女漫画状態かっ! チョットだけ湧いた不信感はどこへやら、ルンルン! |
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それと「慢性心不全手帳」なるものをいただき、毎日体重と血圧・脈拍4回記録せよ!と。
やむを得ない、ヨドバシに血圧計発注! |
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驚き桃の木山椒の木、びっくりするくらい高いけど納豆には代えられないのだ!
生まれ故郷の納豆星にも申し訳が立つ!めでたしめでたし この後、涙流しながら禁断の納豆3パック食いをしたことは隠しておこう。 |
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つづく その5:甲状腺機能亢進症(バセドウ病) |
目次 |
01:前フリ(最悪の生活習慣) 02:症状と言えるかどうか? 03:心不全。心房細動って何? 04:横浜市立市民病院 納豆人間復活! 05:甲状腺機能亢進症(バセドウ病) 06:副作用 07:体重のこと、甲状腺の腫れ 08:そして・・・ぶり返し 09:薬と症状の因果関係の訂正? 10:1年が過ぎて、2年目に突入 11:トレッドミル検査 12:アイソトープ治療の行方 13:ヨウ化カリウム 14:ヨウ化カリウム その後 15:ヨウ化カリウム中止 16:メルカゾール限界量に挑戦 17:最後の決断 18:横浜市立大学附属病院 19:全身麻酔、甲状腺全摘出手術 20:最終回、退院後初検診 Add:2019年6月、術後10ヶ月、完治宣言! |